ウルルン雲南省07 -中国・雲南省旅行記-
7.神秘の湖 濾沽湖(ルグフ)は、寧浪(ニンラン)という町までバスで行き、そこからミニバスに乗り換えなければならなかった。寧浪行きのバスは午前7時発というのがあったが、手持ちの”中国元”が無くなっ…
Read more
7.神秘の湖 濾沽湖(ルグフ)は、寧浪(ニンラン)という町までバスで行き、そこからミニバスに乗り換えなければならなかった。寧浪行きのバスは午前7時発というのがあったが、手持ちの”中国元”が無くなっ…
Read more
6.誤算 翌日、朝早く起きて、早朝の麗江を散策して回った。朝は観光客も少なく、本当の人々の暮らしをつぶさに見てまわることができるので、それに朝日を浴びて、輝く街並みはとても美しく、写真を撮る上でも朝の撮影は基本中の基本だ…
Read more
5.悠久の都 へと続く小路は江戸時代の頃の日本を連想させるような街並みだった。民家の多くは2階建ての木造家屋で、屋根は瓦葺、壁は白という日本的な造り。ただ、窓枠や扉には、ここに住むナシ族独特の彫刻が施されている。そして、…
Read more
4.アットホーム麗江(Lijian) 翌朝、僕は荷物をまとめて宿を出た。大理のメインストリートは、まだ早朝のためかそれほど人の往来はなかったが、街角にはできたての肉まんを売るおばちゃんが忙しそうに商売をしていた。白い煙と…
Read more
3.My Sweet Dali 目が覚めると、バスはとっくの昔に大理のバスターミナルに到着していたようだった。同床だった中国人青年も居なかったし、客の半数近くは降りて、どこかに行ってしまっていた。ただ、まだ半数はそのまま…
Read more
2.Takeing a sleeper 龍門石窟からはバスに乗って昆明まで戻った。昆明に着くと、辺りはすっかり日が暮れていた。しかし、昆明の街は眠りそうにも無かった。大通りの照明は明々と灯り、車の騒音は昼以上にうるさく感…
Read more
1.燃えよ Dragon! 昆明に到着したのは午後2時過ぎ、約4時間程のフライトだった。昆明空港は、僕の雲南省のイメージに反して、とても近代的で美しい空港だった。中国の1地方都市空港過ぎないと思っていたのに、ベトナムやネ…
Read more
Prologue 何となく気だるい日々を送っていた。仕事は超忙しいのに、とてもつまらない。充実感のない毎日の繰り返し。会議、会議…の連続。夏休みのベネズエラ旅行の余韻なんて、とっくに吹き飛んでしまっていた。 …
Read more
20.End of the Road カイロに到着したのは、夜の7時だった。もう数日でラマダンが明けるらしく、カイロの町は、お祭りごとのようににぎやかだった。僕は宿をとるために、安宿を何件もあたっていたが、どうしてか、何…
Read more
19.ヌビアの巨人 アスワン行きの飛行機は、予定時刻よりも1時間遅れで出発した。エジプトでは外国人はエジプト人の4倍の料金を払わないと飛行機に乗れない。何とも不平等なルールだ。そのため、大きな荷物を持ったエジプト人が大勢…
Read more
18.これでもう終わり? もうこれで旅が終わるのか? ピラミッドからの帰りのバスの中で、そのことが頭から離れなかった。学生である僕にとっては無期限の旅行なんて無理だし、もうすぐ長かった学生生活も終わりになるのだ。帰国すれ…
Read more
17.王の墓 翌日、タパからエジプトに入国し、ここでカイロ行きのタクシーを捕まえた。タクシーといっても相乗りタクシーで、僕以外にアラブ人の母子2人とスイス人の中年女性1人が同乗者してきた。途中1度の昼食休憩を取っただけで…
Read more
16.紅い海 僕はエルサレムを後にした。それまで一緒だった平野さんは、ガリラヤ湖周辺を見に行くというので、ここで別れた。1週間ほど彼とは同じく旅をさせてもらったことになる。「じゃあ、また!」男同士の別れというのは豪く簡単…
Read more
15.シンドラーの墓 翌日は、平野さんとは別行動で、僕は一人エルサレム近郊のベツレヘムに向かった。 ベツレヘムといえば、イエス・キリストが生誕した地である。しかし、歴史的に有名な地では在るが、街自体は古くて小さな街であっ…
Read more
14.DEAD SEA 翌日はエルサレムの観光局による市街ツアーに参加し、街の有名な場所を見てまわった。嘆きの壁(ユダヤ教の聖地)、清墳墓教会(キリストが処刑されたゴルゴダの丘の上に建っていると言われている)、ビアドロロ…
Read more
13.平和という名の街 レバノンから再びヨルダンに再入国した翌日、イスラエルに入国した。 イスラエルとの国境地帯ヨルダン川西域をバスで渡る。和平交渉が進み、昨年イスラエルとヨルダンとの間に戦争状態終了宣言が出され、それま…
Read more
12.一期一会 翌朝、僕と平野さんとリタはイギリス人のクリスと別れ、ベイルート行きの飛行機に乗り込んだ。40分程のフライトだったが、リタは常に上機嫌に僕たちに話かけてきた。 レバノンと言えば、日本人にとってはすぐに頭に浮…
Read more
11.寄り道 エド・ディルを目の前にして、今までの疲れがどこかに吹き飛んで行ったような気がした。興奮したまま、僕は藤巻さんと一緒に遺跡の左手を駆け登り、エド・ディルの神殿頂上に立った。柵も何もない頂上。間違って足を踏み外…
Read more
10.ペトラ 先ほど飲んだ薬のお陰で、ベットでしばらく横になっていると眠くなってきた。 ふと気が付くと、30分ほど眠っていたのだろうか。少し寝汗をかいていた。僅かな睡眠時間ではあったが、なんだか体が少し楽になったような気…
Read more
9.ヨルダンへ ダマスカスはゆっくり観光せず、翌朝ヨルダンへと向かった。ダマスカスからヨルダンへ入国するには乗合タクシーを使うのが常套手段らしい。乗合タクシーの同乗者はアラブ人の母と子だった。黄色のオンボロタクシーは速度…
Read more