FUNKY MONKEY TRAVELERS

新婚旅行はPATAGONIA01 -パタゴニア旅行記-

Departure

「おめでとう!」「おめでとう!」
たくさんのお祝いと激励の言葉をいただき、膨大な時間と労力を費やした結婚式はあっという間に終わった。心身ともにクタクタに疲れていたが、翌日は念願のパタゴニアへの新婚旅行が待っているのだった。

ホテルの朝食時間ギリギリまでぐっすりと寝ていた。妻も相当疲れている様子で、なかなか起きれない。ゆっくりとビュッフェスタイルの朝食をとった後、大きなバックパックを持って、ホテルから出発する関西空港行きのリムジンバスに乗り込んだ。空港には、お互いの家族が見送りに着てくれていた。これまで、家族が見送りに着てくれたことなんてほとんどなかったが、さすがに新婚旅行だけのことはある。

パタゴニアへの行き方であるが、まず、JALでアメリカ・ロサンジェルスへ、そこでチリのNational航空であるランチリ航空でチリの首都サンチャゴへ行く。そして、国内線に乗り換えて、チリ側パタゴニアの玄関口プンタアーレナスへ。関空-ロス:約11時間、ロス-サンチャゴ:約10時間、サンチャゴ-プンタアーレナス:約4時間という飛行機に乗っている時間だけでも合計約25時間というロングフライトなのである。その上、問題なことに、旅行は好きな妻であるが、飛行機にはめっぽう弱いらしく、乗っている間は、食事も喉に通らなければ、寝ることもできないという高所恐怖症らしい。そんな彼女にこんな過酷な旅行ができるのか? そんな過酷な旅行をさせていいのか。賛否両論があったが、乗ってしまえば何とかなるだろう。楽観的な僕らしい考えで、強行出発となったのだ。多少は心配していたが、ロサンジェルス行きに乗り込んだ。

案の定、乗ってしまえば、そんな心配は不要だった。結婚式の準備で疲労が溜まりに溜まっていたのだろう。あれほど、「飛行機に弱くて、眠れない。何も食べれない。」と言っていた妻がよく食べるし、よく寝る、寝る。僕よりも快適に空の旅を楽しんでいる様子だった。楽勝でロサンジェルスに到着、でもアメリカの入国チェックが厳しく、かなり雑に扱われた上、入国カウンターで1時間も待たされ、サンチャゴ行きにはギリギリのチェックインとなった。
ランチリ航空は世界的にもとても優秀な航空会社であるらしく、ブルーで統一された洗練された機内は、各座席ごとに個人用スクリーンが設置されていて、サービス・食事ともに大変満足度の高いものだった。
飛行機はペルー・リマを経由し、定刻どおりの8時間後にチリの首都サンティアゴへ到着。

サンチャゴにて

サンチャゴにて

日本の初夏を思わせる爽やかな日差しに迎えられ、長時間のフライトでも僕たちの足取りは軽かった。荷物を受け取り、出国手続きを済ませて、乗り合いタクシーで事前に予約しておいたホテルに向かった。
北はアタカマ砂漠、南はパタゴニア、東はアンデス山脈、西は大西洋という超スペクタクルな自然に囲まれた大都市サンチャゴ。空港から砂漠のような道を走っていると、嶮しいアンデスの峰々が間近に見える。やはりスケールが違う。空の色が違う。それが南米だ。
予約しておいたリビエラ・ホテルでチェックインを済ませ、シャワーを浴びて、ほとんど休憩もせずに、2人でサンチャゴの街へと出かけていった。