Foz do Iguacu 4

いけてるサファリトラックでGOGO!
さて、町の中心にあるバスターミナルからバスに乗って、イグアス国立公園アルゼンチンサイドへ。そして、昨日来た公園のゲートを再びくぐった。朝早かったので、まだ観光客もまばらだ。
集合場所になっているカウンターで待っていると、他のメンバーたちもやってきた。約20人ほどで、それほどワイルド系の面々ではなく、ごく普通の旅行者たち、中年夫婦、家族連れ、おじいちゃん&おばあちゃんなど・・大半がアルゼンチンで、残りがブラジル、欧米からの客もほとんどいなくて、遠くアジアからやってきた旅行者なんて僕たちだけだった。
まず、超ワイルドなサファリトラックに乗り込み、森の中へと入っていく。ガイドの女性は、車の前にスペイン語圏の人、後ろに英語圏の人を分けて座らせ、動物のいる方向を指さして、それぞれの言葉で説明してくれる。珍しい植物や鳥、蝶、ワニ・・などの説明を散々してくれる。でも、それが少し耳障りではあった。まあ、単にわからないだけなんだけど。イグアスは、滝ばかりが注目されるけど、実はその周りにある森も大変貴重なもので、滝の恵みによる特殊な環境が多種多様な動植物を育んでいる。そこは野生の楽園に他ならない。ここには絶滅の危機にあるジャガーも生存するという。ジャガーは見ることはできなかったけど、鳥や猿の姿は見ることができた。

穏やかなイグアス川
次に、ゴムボートに乗って、川幅4kmもある雄大なイグアス川を遊覧するというアドベンチャー。オールはガイドの男性が漕いでくれるので、僕たちは乗って、双眼鏡で鳥や魚を探す。らくちんでリラックスしたクルージングだけど、ここから1キロも下流へ下れば、落差80m幅4kmの世界でもっとも激しい滝が待っている。自然とは美しさと怖さを兼ね備えたものだ。

「悪魔ののど笛」

ゴムボードで滝の直下へ!
出航すると、川の水のボリューム感に驚いた。川幅が4kmもあった川が滝から落ちると50分の1の幅80mに一気に圧縮されていている。大波が次々と僕たちを襲ってくる。流れの荒々しさは、ジンバブエのザンベジ川をも凌ぐ。しかし、そんな荒々しい流れを大型モーターボートは力ずくでねじ伏せていった。何度も水面をジャンプするがスピードは増すばかり。ジャンプのたびに、乗客も飛び上がり、歓喜の悲鳴を上げる。
「ワォー、イケイケー!!」

濡れた服を乾かすゆうさん
ボートを降りて、多少の文句を言いながらも、楽しんでいた。シャツもジーンズもビショ濡れで、ポケットに入っていた財布も紙幣もビショビショだった。でも楽しかった。
こうして、僕たちのイグアス観光は終わった。バスに乗ってホテルに戻って荷物を取り、タクシーを拾って、国境を越え、ブラジルへ再入国した。
こんなに楽しい僕たちを迎える次の目的地は、世界で最も楽しい街、リオ・デ・ジャネイロ。再び「アツくなる」予感がする。