FUNKY MONKEY TRAVELERS

ATSUIZE BRAZIL 12 -ブラジル旅行記-

Foz do Iguacu 4

いけてるサファリトラックでGOGO!

いけてるサファリトラックでGOGO!

翌朝、ホテルで朝食をとった後、部屋に戻って荷造りをし、その荷物をフロントへ預けた。今日はイグアスのアドベンチャーツアーに参加することになっていて、それが終われば、その足でブラジルへ再入国するつもりだった。余計な出費をせずに、安心して荷物をキープするには泊まっていたホテルに限るのだ。

さて、町の中心にあるバスターミナルからバスに乗って、イグアス国立公園アルゼンチンサイドへ。そして、昨日来た公園のゲートを再びくぐった。朝早かったので、まだ観光客もまばらだ。
集合場所になっているカウンターで待っていると、他のメンバーたちもやってきた。約20人ほどで、それほどワイルド系の面々ではなく、ごく普通の旅行者たち、中年夫婦、家族連れ、おじいちゃん&おばあちゃんなど・・大半がアルゼンチンで、残りがブラジル、欧米からの客もほとんどいなくて、遠くアジアからやってきた旅行者なんて僕たちだけだった。
まず、超ワイルドなサファリトラックに乗り込み、森の中へと入っていく。ガイドの女性は、車の前にスペイン語圏の人、後ろに英語圏の人を分けて座らせ、動物のいる方向を指さして、それぞれの言葉で説明してくれる。珍しい植物や鳥、蝶、ワニ・・などの説明を散々してくれる。でも、それが少し耳障りではあった。まあ、単にわからないだけなんだけど。イグアスは、滝ばかりが注目されるけど、実はその周りにある森も大変貴重なもので、滝の恵みによる特殊な環境が多種多様な動植物を育んでいる。そこは野生の楽園に他ならない。ここには絶滅の危機にあるジャガーも生存するという。ジャガーは見ることはできなかったけど、鳥や猿の姿は見ることができた。

穏やかなイグアス川

穏やかなイグアス川


次に、ゴムボートに乗って、川幅4kmもある雄大なイグアス川を遊覧するというアドベンチャー。オールはガイドの男性が漕いでくれるので、僕たちは乗って、双眼鏡で鳥や魚を探す。らくちんでリラックスしたクルージングだけど、ここから1キロも下流へ下れば、落差80m幅4kmの世界でもっとも激しい滝が待っている。自然とは美しさと怖さを兼ね備えたものだ。

「悪魔ののど笛」

「悪魔ののど笛」

ゴムボートの後、再びサファリトラックに乗って、フォズ・ド・イグアスでベストViewpointである「悪魔ののど笛」へ向かう。「のど笛」へは川岸からボートに乗って、「のど笛」の近くに浮かぶ島まで行き、そこから遊歩道を渡っていくと、「悪魔ののど笛」を見下ろすことの出来るポイントへやってくる。凄まじい量の水が塊となって、流れ出している。それは、火山の噴火口を覗き込んで、マグマが煮えたぎる様を見下ろしているような感覚であった。まさに、「悪魔」という言葉が相応しいほどのエネルギーが猛烈な勢いで吹き出していた。誰もやつをとめられない。白い水煙で滝の半分から下の部分は見えない。写真を撮れば、全てが真っ白の世界になる。この迫力を写真で表現するのは至難の業だろう。こんな「悪魔」を目の当たりにすることができる場所は世界にそうないだろう。

ゴムボードで滝の直下へ!

ゴムボードで滝の直下へ!

その後、再びサファリトラックに乗って、川の下流へと向かった。モーターボートに乗って滝の直下へ接近し、滝シャワーを浴びるのだ。乗り込んだのは50人は乗れそうな大型モーターボート。ライフジャケットを装着し、いざ出陣!
出航すると、川の水のボリューム感に驚いた。川幅が4kmもあった川が滝から落ちると50分の1の幅80mに一気に圧縮されていている。大波が次々と僕たちを襲ってくる。流れの荒々しさは、ジンバブエのザンベジ川をも凌ぐ。しかし、そんな荒々しい流れを大型モーターボートは力ずくでねじ伏せていった。何度も水面をジャンプするがスピードは増すばかり。ジャンプのたびに、乗客も飛び上がり、歓喜の悲鳴を上げる。
 「ワォー、イケイケー!!」
濡れた服を乾かすゆうさん

濡れた服を乾かすゆうさん

使い捨て防水カメラ「水中写るんです」を手にしながら、僕は興奮していた。そして、ついに、滝の直下へ。客が濡れることなんてお構いなしに、滝壺のところまでボートを進めるドライバー。まさに水行のようだった。周りの客からは悲鳴すら聞こえる。着ている服はビショビショだ。でも、僕は冷静に写真を撮っていた。職人魂というやつか。
ボートを降りて、多少の文句を言いながらも、楽しんでいた。シャツもジーンズもビショ濡れで、ポケットに入っていた財布も紙幣もビショビショだった。でも楽しかった。

こうして、僕たちのイグアス観光は終わった。バスに乗ってホテルに戻って荷物を取り、タクシーを拾って、国境を越え、ブラジルへ再入国した。
こんなに楽しい僕たちを迎える次の目的地は、世界で最も楽しい街、リオ・デ・ジャネイロ。再び「アツくなる」予感がする。