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ATSUIZE BRAZIL 10 -ブラジル旅行記-

Foz do Iguacu 2

ヘリコプター乗り場は、木造の小さなオフィスと、その奥にヘリポートがあるだけのシンプルなものだった。オフィスには、数人の客と、あとはマネージメントをしている男の人がいるだけだった。
僕は、早速、マネージメントをしている男の人に話しかけた。
 「ヘリコプターに乗りたいんですけど..」
 「OK! 今すぐ乗れるよ」
 「いくらなんですか?」
 「15分間の遊覧で240ドル。でも3人乗りだから、3人のパーティだったら、1人80ドルだけど、君たち2人? じゃあ、1人120ドルだね。」

ヘリコプターに搭乗

ヘリコプターに搭乗

その言葉を聞いて、がっくりした。
1人80ドルであるということは、園内に掲示されていたから知っていた。でも、てっきりジンバブエのヴィクトリアフォールズで乗った時のように、2人で申し込んでも、損しないように、他の客と一緒にアレンジして乗れるようにしてくれると思っていた。でも、ブラジルでは、そんな面倒なことはしていない。つまり、それほど観光化されていない様子だった。
 「もし、安くしたいのなら、ここで1人で来る客を待つという方法もあるけど、いつになるかわからないしね…」
仕方なく、2人で乗ることを承諾した。もちろん、1人120ドルのところを110ドルにまけてもらったけど。

まさに天地創造!!

まさに天地創造!!

 金を払うとすぐに、ヘリコプターが飛んできた。バタバタバタ・・という轟音と伴に、強烈な風が吹き荒れる。僕はカメラをセットして、頭を下げて、急ぎ足で乗り込んだ。
ちなみに、イグアスでは、ヘリコプターの騒音や振動が自然環境に悪影響を与えるという理由で、ヘリコプター観光の反対運動が起こっているらしい。だから、ヘリコプター事態もそのことに配慮して、なるべく高度を高く保ち、環境に配慮して飛行しているらしい。

さて、今回は4人乗りのヘリコプター。僕はパイロットの隣のシートに座り、即座にシートベルトをしっかりと締めた。するとキィーンというモーターの音を激しくなり、ヘリコプターの羽がいっそう回転を速め、鋭く風を切り裂き、自然と機体は宙へと浮き上がった。パイロットが、操縦桿を前方へ倒すと、ヘリコプターの高度は一気に上がり、前方に見える白煙あがるイグアスフォールズへと向かっていく。多少の恐怖感はあるけれども、それ以上に好奇心が僕の心を占めている。

次第に、僕たちの目の前に全貌を現す世界最大の滝「イグアスフォールズ」。地上から見た断片的な光景では、理解できなかったこの滝の構造が理解できる。広大なジャングルを悠々と流れる大河が、忽然とU字型にえぐれた切り込みへと流れ落ち、地獄絵図のような荒々しい滝を創り上げている。それは聖書の「十戒」に出てくるような天地創造の世界を実写化したような光景だった。作り物ではない本物のもつ凄さがあった。僕は、猛烈に興奮している自分に、冷静になるようにと言い聞かせながら、カメラのシャッターを切り続けた。
ただし、ヘリコプターの窓枠が邪魔して、なかなか思うようなフレーミングが出来なかったのが残念だった。

ヘリコプター観光を終え、ホテルに戻った僕たちは、すぐに荷物をまとめ、ホテルを出て、アルゼンチン側の街、プエルト・イグアスへと向かった。イグアスの見所は尽きることがないぜ。

イグアスの全貌が明らかになる!!

イグアスの全貌が明らかになる!!