FUNKY MONKEY TRAVELERS

ATSUIZE BRAZIL 09 -ブラジル旅行記-

Foz do Iguacu 1

もやで真っ白!!

もやで真っ白!!

階段を駆け下り、滝に面したスポットにやってきた。世界最大の滝「イグアス」が僕たちに偉大な姿を見せる・・はずだった。
しかし、
 「あっれぇ~!」
まだ、朝早く、白いもやが僕たちの視界のところどころを塞いでいて、滝全体をはっきりと見渡すことが出来なかった。
フォズ・ド・イグアス(イグアスの滝)は、馬の蹄鉄のように、「U字型」に深く切れ込んだ断崖にイグアス川の茶褐色の水が流れ込んで出来ている。その「U字」をブラジルとアルゼンチンの国が挟んでいる。水は「U字」の底辺部分と一方の側面へ流れ込んでいて、ブラジル側からだと、アルゼンチン側にある「U字」の側面部分の滝を対面から見ることになる。だが、ちょうど今は、その滝がよく見えない。でも、もやともやの間から垣間見える断片的な光景から、想像は膨らんでいく。しばらくして、日が高くなれば、もやも晴れ、くっきりと見ることが出来るだろう。ちょっと早く来すぎたかな。

これでも十分すごい

これでも十分すごい

とにかく、遊歩道に沿って、ゆっくりと歩き出した。遊歩道を取り囲むように、青々と生い茂る緑は、それだけでも、十分に楽しめる代物だ。美しい花が所々に咲き、鮮やかな色の小鳥がさえずる声も聞こえる。
少し歩いていくと、木々に囲まれた遊歩道が、開けた場所に出てきた。滝を見てみると、少しもやも晴れ、目の前に大きく広がるイグアスが姿を現していた。その場所からだと、滝が上下2段重ねになって見える。水がスパンと切れた断崖へと落ちていく様子は、ジンバブエで見たヴィクトリア・フォールズに似ている。
 「おおぉぉぉ!!」
ワクワク!ワクワク!心が躍る。これだけでも十分すごいけど、メインはもっとすごいはず。手早く写真を撮って、奥にあるメインフォールへと足を進ませる。

びしょ濡れになりながらも..奥へ

びしょ濡れになりながらも..奥へ

花の写真を撮りながら、遊歩道を奥へと歩いていくと、水の落ちる轟音が、一段と大きく聞こえてくる。さらに進むと、水しぶきと伴に、大きな滝が正面に立ちはだかっていた。圧倒的な水量、毎秒65,000トンという想像もつかない量の水が滝幅4キロ、落差80mの世界最大級の滝を造りながら、滝壺へと吸い込まれていく。太陽の光を受けて、虹の弧をつくり、光輝く光景は、まさに、”King of Falls”と言える。
僕たちは川の上に突き出ている遊歩橋を進んだ。細かい水しぶきが、全身に降り注ぐ。びしょぬれになりながらも、シャツでカメラを覆い、さらに進んでいくと、円形の展望デッキに突きあたる。デッキの下には、流れ落ちた大量の水が、竜巻のように荒れ狂っている。そして、目の前には、大きな白い水煙と伴に、茶褐色の水が滝壺へと叩きつけられている様子がフルパノラマで広がる。びしょびしょになるけど、冷たい水が気持ちいい。前方の右奥には、一際激しい唸りをあげる一団が見える。
 「これが悪魔ののど笛!?」
サイドの展望台から

サイドの展望台から

遠くから見ても、人に恐怖さえ与えてしまう激流。のど笛の如く、えぐれた、イグアスで、もっとも激しい激流は、まさに悪魔そのもの。
地球の強烈なエネルギーを感じずにはいられない場所だ。

ゆっくりと滝を見ながら昼食をとった後、ナショナルパークを出て、すぐ近くあるヘリコプター乗り場に向かった。世界最大の滝の全貌を、この目で見るために!