FUNKY MONKEY TRAVELERS

ATSUIZE BRAZIL 08 -ブラジル旅行記-

Cataratas

Foz do Iguacu の街

Foz do Iguacu の街


空港からイグアス市内へはバスで30分ほどの距離だった。大きなビルはないけど、至る所にホテルやショッピングストリートのある大きな街だった。さすがにブラジルでも有数の観光都市であり、世界最大の滝イグアスの拠点となる街である。
僕はバスターミナルから5分ぐらい歩いたところにあるホテルに入った。ベッドに横になって、腕時計を見ると、もう午後3時を過ぎていた。今から滝に行っても中途半端なので、その日は行かず、洗濯したり、街をブラブラするだけにして、疲れをとって、明日に備えることにした。
夕食は、ブラジルの名物料理「シェラスコ」を食べに行くことにした。シェラスコとは、ブラジル風の焼き肉のこと、炭火で丸焼きにした牛肉のいろんな部分を目の前でスライスして、サーブしてくれるというものだ。ロンリープラネットを見て、ここがベストだろうというシェラスコ店「Bufalo Branco」を訪ねた。夕方6時の開店と同時に入店すると、客は僕たち二人だけだった。壁にはイグアスの滝の写真が大きく飾ってあり、落ち着いた高級感にあふれた店内、客席は200以上ぐらいあるだろう。一瞬、ミスったと思った。どう考えても、この雰囲気に僕たち二人は不釣り合いだったからだ。
シェラスコを食べるゆうさん

シェラスコを食べるゆうさん

まずビールを注文すると、山盛りのパン、フライドポテト、付け合わせの品々に加えて、サラダバーのお皿まで出てきた。肉を食べる前にこんなにも食べれるかという感じのボリューム、日本では絶対に考えられない。それから、礼儀正しそうな給仕が焼きたての肉の塊を目の前でスライスしてくれた。すごくいい匂いがして、見るからに美味そうな肉、というよりもステーキに近い。外国でこんなに贅沢な食事は初めてかもしれなかった。美味い!美味い!を連発しながら、次々に口に運んでいった。一体、何種類の肉を食べただろう。もう、腹がはち切れそうだったが、肉が運ばれて来るペースは常に一定で、全然終わりがなさそうだ。
 「もうだめだ。食べられへんわぁ。」
いくら肉好きの僕といえども、こんなセリフを口にしてしまった。やむを得ず、給仕に「ストップ、フィニッシュ!」とお願いした。すると、とても驚いた表情を浮かべていた。「なんなんや、こいつら、こんなうまい肉をこれっぽっちしか食えんのか!」とでも言いたそうな雰囲気。ブラジル人だったら軽く食べてしまうのかもしれない。最後に、サラダバーにあったプリンとフルーツは食べて、チェックしてもらった。
はっきり言って、覚悟していた。イグアスでも有数のシェラスコ店であるこの店で、ビールもいっぱい飲んで、肉もたらふく食べた。日本だったら、軽く1万円は覚悟しなければならないだろう。
ところが!
「えっ、これだけ?」
僕は思わず目を疑った。二人で日本円に換算して、2千円ほどの値段。安い!安すぎる。こんなに安いのなら、毎日シェラスコを食べておくべきだった。

イグアスの滝へ

イグアスの滝へ

翌朝、ホテルの近くの喫茶で、パンとコーヒーの朝食を済ませ、イグアスの滝国立公園の入口である「Cataratas」へ向かった。市街地から車で30分ほどで、静かな森に覆われたビジターセンターが現れた。どうやら、少し早く着いたみたいで、しばらく待って、チケットを買って、中へ入場した。
「You are first!」
入口でチケットを渡すと、そう言われた。僕が今日の1番乗り!とても気分がいい。入場すると、目の前に止まっていた2階建てのバスに乗り込んだ。滝まではバスで連れて行ってくれる。ポルトガル語とスペイン語、英語のアナウンス・テープが交互に流れながら、バスは静かな森をゆっくりと走り抜けていく。珍しい鳥や蝶が飛んでいるのが見えたりして、とても素敵なドライブだ。10分ほどで、バスは上品なピンク色のホテル「Cataratas」の前で停車した。
急いで、バスを降りると、「ゴゴゴォォー」という重低音が自然と耳に入ってくる。僕は、すぐに背負っていたバックを下ろし、カメラを取り出して、25mmの広角レンズを取り付けた。僕はカメラを持って、少し小走りに、階段を降りた。ついに念願のイグアスと対面だ!!