FUNKY MONKEY TRAVELERS

ATSUIZE BRAZIL 03 -ブラジル旅行記-

Manaus

翌朝9時10分のサンパウロ発の飛行機に乗って、ブラジリアを経由し、アマゾンの大都市マナウスへ向かった。
世界最大の川と森「アマゾン」。「冒険家」といえば、「イコール、アマゾン」というイメージがある。植村直巳も水曜スペシャルの川口浩探検隊もみんなアマゾンを探検している。アマゾンという言葉の響きには、何か危険な香りと男のロマンを感じる。僕の期待はどんどん膨らんでいく。

飛行機から見たアマゾン川

飛行機から見たアマゾン川

サンパウロからマナウスまでは、首都ブラジリアを経由して約5時間の道程だった。南から北へと向かう飛行機の窓からは、茶色い荒れた大地から深い緑が覆い尽くす広大な森へと変わっていく様子が見ることができた。そして、深い緑の森に、忽然と、土の色をした太い川が現れた。予想していたよりも遥に大きく、人工的に架けられた橋なんてない。野生の匂いがプンプンしてきそうな野生の川。
空港に降り立つと、焼けるような日差しが肌を刺す。しばらく、外に居るだけで、汗がにじみ出てきそうだ。これが熱帯雨林の気候なのだ。燃え上がる僕たちの心にも似たあつさだ。空港内のインフォメーションで街行きのバス乗り場を教えてもらい、空港を出ると、案の定、ガイドと称するおっさんがついてくる。バスで街に向かう僕たちにぴったりとマンマーク状態だ。一応、マナウスの旅行社の人で、パンフレットと写真を見せながら、熱心にアマゾンツアーの説明をしてくれる。確かに、それほど悪いツアーではなさそうなんだけど、ツアー選びは慎重にするようにとどのガイドブックにも書いてあった。特に、空港では気をつけろと・・
。バスに乗る僕たちと一緒に彼もバスに乗ってくる。やれやれ。
バスは20分ほどで、マナウスの中心街にやって来た。アマゾン最大の都市というだけあって、そこは大都会。建物が建ち並び、大勢の人やうるさい車が大通りを行き交う。しかし、港町の雰囲気をどことなく醸し出していて、都会的な雰囲気はさほどしない。
バスを降りると、ガイドがもう1人の若いガイドを呼んできて、2人になった。なかなか手強いガイド達だ。やばい、振り切れるのか?
とりあえず、ロンリープラネットに掲載されているホテルに行こうとすると、若い方のガイドが
「案内するよ。マナウスの町はややこしいよ」
とも言ってくる。言われるがままに、彼の熱い話を聞きつつ、てくてくとマナウスの坂道を荷物を背負って、登っていく。選んだホテルは「Rio Blanco」。安いけど、冷房もシャワーもあるし、清潔な部屋だ。それにホテルのおばさんもブラジルっぽくて、感じがいい。彼がポルトガル語で通訳してくれた。なんか、いい人なのかなぁ。
部屋に入り、汗でびっしょりとなった体を水シャワーでさっと流し、さっそく外へ散策に出掛けることにした。でも、やっぱり、ガイドの彼が外で待っていた。
「後で、君のオフィスに行って、話を聞いてやるから、後にしてくれよ。今から観光するんだ。」
「どこに行くんだ。」
「オペラハウスさ」
「オペラハウスは4時で閉まるよ、それにここからじゃとても遠い。歩いていけない、車かバスで行かないと・・」
そんなことは全然知らなかった。タクシーを拾って、彼に礼だけ言って、逃れるように乗り込んだ。

タクシーは15分ほどで、オペラハウスに到着した。19世紀末、天然ゴムで一攫千金を手に入れたマナウスの人々が贅沢の限りを尽くし、ヨーロッパから輸入した木材で作り上げたのが、アマゾナス劇場と呼ばれるオペラハウス。でもピンク色の外観は、高級感がなく、下品にも見える。やっぱりヨーロッパではなく、ブラジルが似合う建物だ。中に入ると、超美人な女の子が英語で、案内して回ってくれた。内部はパリや、ウィーンのオペラハウスと変わらないような立派さで、天井には見事なフレスコ画が描かれてあった。イスや柱のそれぞれに素敵な彫刻が施されていて、オペラハウスというよりも美術館のような建物だった。

活気のあるマーケット(魚屋)

活気のあるマーケット(魚屋)

その後、ぶらぶらとマナウスの街を散策した。魚、肉、野菜などを売る巨大マーケットには、大阪の黒門市場にも劣らない活気があり、みんな何ともいえないいい顔をしていた。
一旦ホテルに戻り、アマゾンツアーのことを考えた。今更、旅行社を探し回って、比較する気はない。結局、例のガイドの旅行社で、ツアーの申し込みをした。2日間だが、一応、一通りの名所を周ってくれる。1日50ドルのツアー。それほど安くはないけど、この辺りが相場らしい。さて、いざアマゾンへ!!