FUNKY MONKEY TRAVELERS

ATSUIZE BRAZIL 01 -ブラジル旅行記-

1.HEAT UP

日本のちょうど裏側にある国、そして、南米大陸の国土の大半を占める広大な国、それがブラジル。北にはアマゾン、南にはイグアスの滝、大西洋側にはリオやサンパウロの大都市、その少し北にはサルバドールのアフリカ文化、などなど数え上げれば切りがないほど魅力に溢れている。
そんな国を限られた日数で周ることは、想像以上に体力を要する。僕が行ってみたい、アマゾン、イグアス、リオ・デ・ジャネイロのこれらの都市を移動するにも、日本からアジアの国々に移動するほどの旅になる。相当過酷な旅になることは間違いない。

そんな過酷な旅に50歳を超えても、参加を申し出てきたFunky Guyがいた。

「今年はどこ行くねん?」

ゆうさん 51歳。

僕の元上司で、今は某大学の課長。管理職という立場にありながら、夏は海外旅行、年末年始はスキーと長期休暇をとる男。これまで、ジンバブエ、ベネズエラと一緒に旅をしてきた。初めての海外旅行が僕とのジンバブエ旅行という異色の旅行歴を持つ。フルマラソンを何度も完走し、毎日トレーニングも欠かさない。でも、英語は全く喋れない。これまで、一緒にヴィクトリアフォールズ、エンジェルフォールと見てきただけに、滝シリーズとなる今回のイズアスフォールズ・ブラジルにも連れて行かねばなるまい。
世界最大の滝で、Funky Guysの終止符を打とう。
というわけで、今回のブラジル旅行のメンバーが決まった。

ファンキー旅人・・・トラベル・フォトグラファー 28歳
ゆうさん・・・ビール大好き 51歳

2001年8月

サンパウロ市街

サンパウロ市街

関空発アメリカン航空ボーイング777に搭乗し、一路アメリカ・ダラスへと向かう。そして、ダラスでの約5時間のトランジット待ちの後、ブラジル・サンパウロ行きの深夜便に乗り込んだ。
機内は大きな荷物を持ったラテン系の濃い顔立ちの人ばかり。中には、一見、日本人かと思える日系人も多く乗り込んでいた。座席近くのブラジル人は、ワイン、ビール、ウイスキーと次々と酒を注文し、仲間同士で大はしゃぎだった。「飲み屋じゃないぞ飛行機は!」と思っていると、横でゆうさんも3本目のビールを飲み干していた。「ほんと、飲み屋じゃないぞ!」

日本を出発して、29時間後、目的地サンパウロに降り立った。暑くもなく、寒くもない。比較的過ごしやすい気候だ。入国審査を終え、港内のアメリカンエキスプレスで両替を済ませ、市内行きのシャトルバスに乗り込んだ。

サンパウロ空港にて ゆうさん

サンパウロ空港にて ゆうさん

空港から30分程で、シャトルバスは町の中心地であるペプブリカ公園に到着した。日曜日である今日は、公園内に、たくさんの露天商がならび、みやげ物や絵画を売っている。なんか好きな雰囲気の公園で、ちょっと気に入った。とにかく、大きな荷物を背負ったままではいられない。今日の宿を探さなくてはいけない。ロンリープラネットを見て、日本人街にある安宿に泊ることにした。ブラジル初日ということもあり、安全を重視し、尚且つ、安い宿というのは、日本人街にしかないようだ。地下鉄を乗り継いで、LAのリトル東京と並ぶ大きな日本人街「リベルダーデ」へ。折角、サンパウロに来たんだから、そこに行かない手はない。
長時間のフライトで、体は疲れているはずだが、全然疲れが出てこない。もう、体が南米モードに入ったのだろう。危険予知能力を働かせ、体がHeat upしてくる。なんかワクワク。
こうして、僕たちのブラジルが始まった。