FUNKY MONKEY TRAVELERS

ウズウズするぜUZBEKISTAN05 -ウズベキスタン旅行記-

5.BLUE & GOLD

いつも元気なゆうさんがまさかのダウン!サマルカンド行きの寝台列車のベッドに横たわり、食事にも手をつけない。ウズベキスタンの暑さと日夜のトマト料理攻勢に胃腸が弱っていたのかもしれない。とにかく、こういう時は水分をたっぷり取り、寝るしかない。
ところで、ウズベキスタン鉄道のサービスレベルは最悪だった。(まあ、些細なことだが・・)食事の配給があるのに、弁当売りの少年に騙されて弁当を買わされ、ペットボトルの水も炭酸入り(嫌い)、車掌は何も言わずに勝手に僕たちの水を飲んでいくしで、ろくなことがなかった。以前ジンバブエで乗った寝台列車が良かったので、この地でもと乗ってみたが、大したことはない。それにタクシー代よりも高くついてしまった。

さて、列車は深夜12時にサマルカンドに到着した。ほとんど電灯のない暗い駅構内を出口に向かって、歩いていると「ヨシダさん」と日本語で話しかけてくれるオジサンがいた。どうやら、事前にブハラのホテルオーナー(K.Komil)が予約しておいてくれたサマルカンドのホテルのオーナーらしかった。駅まで迎えに来てくれて、ホントラッキーだった!

グルアミール廟の前で遊ぶ子どもたち

グルアミール廟の前で遊ぶ子どもたち

翌朝、ゆうさんはますます調子が悪く、下痢気味。トイレなしでは生きて行けないというような状態なので、ゆうさんをホテルに残し、1人で出かけることにした。
まず直行したのが、ホテルから歩いてすぐのグルアミール廟。
ここはティムール帝国を起こしたティムール王が眠るところである。巨大なドームを有する立派な造りであるが、内部に入るともっと驚くことになる。

グルアミール廟の黄金のドーム

グルアミール廟の黄金のドーム

目測で高さ15mはありそうな大きなホールは、細かい彫刻を施された黄金が覆われている。その黄金の輝きでホール全体が明るくなっているように思う。さすがティムール帝国。その華やかさは日本の金閣寺や中尊寺金色堂とは比べ物にならない(日本のそれはそれで良いですけど)。なんとなく、パリにあるナポレオンの墓「アンバリッド」に似ているような気がした。あそこは黄金のドームだったと思う。とにかく、どちらも荘厳で華やかだった。
こんなにもすごいところで見学者は僕1人だけ。独り占めできる優越感に浸りながら、ゆっくりと写真とビデオを撮った。ちなみに、お金を要求されます。

朝焼けに照らされるレギスタン広場

朝焼けに照らされるレギスタン広場

続いて、レギスタン広場に直行した。
「青の都」と呼ばれるサマルカンドだが、その「青」の都がまさしくこのレギスタン広場である。この地方が歴史上もっとも栄華を極めた時代「ティムール帝国時代」の中心地がまさにこのレギスタン広場なのだ。
正面左からウルグベク、ティラカリ、シェルドルという3つのメドレッセ(神学校)に囲まれたこの広場は当時の芸術と建築技術の粋を集めたすばらしい遺産なのである。ブルーを基調とした幾何学模様のタイル。左のウルグベクには、天文学者ウルグベクにちなんで星が描かれ、右側にあるシェルドンには、偶像崇拝を禁じるイスラムの教えに反しライオンが描かれている(全然ライオンにはみえない。トラ猫?)。
シェルドンメドレッセのライオン

シェルドンメドレッセのライオン


それから中央のティラカリメドレッセの内部へ。
この内部もホントにすばらしい黄金の大ホールだった。この天井の美しさは万華鏡のように見ていて飽きない。写真を撮りまくってしまう。ホントに美しい天井です。
このとき、僕はすっかり相棒の存在を忘れていた。それは仕方のないことだった。