FUNKY MONKEY TRAVELERS

ウズウズするぜUZBEKISTAN04 -ウズベキスタン旅行記-

4.ブラハの少女

カラーンミナレットから降りてくると、10歳ぐらいの土産物売りの女の子にからまれた。大人の物売りを押しのけて、僕たちの前に立ちはだかり、話しかけてくる。「安いよ、これ!」という調子だ。隣のカラーンモスクに入っていくと、「案内してやるよ」という感じで先導する。こうなってくると、もう彼女のペース。「後で寄るから」と言っても、「大丈夫、大丈夫」と言って、僕たちを放さない。彼女は英語もよく話すことができ、どんどん話しかけてくる。日本人の友達もいっぱいいるという。そんな彼女が「明日、うちの家にランチに来ない?」と切り出してきた。もしかすると危ないかもとおもったが、結局「じゃあ、行くわ」と約束してしまった。もちろん、「土産買ってよ」ということになるのだろうけど、気の良さそうな子だし、強引な誘いに負けてしまったのである。

神秘的なハマム

神秘的なハマム

夕方、1人でハマムに行った。ゆうさんも誘ったのだが、どうも体の調子が悪いらしい。ハマムというのは、いわゆるトルコ風呂のこと。石で出来たドーム型の部屋がいくつかあって、床には熱湯が通っているパイプが張り巡らされていて、暖かい。でも、日本のサウナほど高温なものではなく、ジワッと暖かくなる、ミストサウナのような感じ。浴槽はない。
まず、お湯で汗を流し、体が温まるまで、寝て待つ。しばらくすると、精悍な男の体洗い屋さんが体を洗ってくれる。なんせ強烈な力!アカスリまでは行かないが、半端じゃない。一通り洗い終わると、今度はマッサージ。足の裏を強烈な力で揉まれる。次々と繰り出されるプロレス技のようなマッサージ!でも、不思議なモノで最初は苦痛だったのが、徐々に気持ち良い感覚になってくる。暑い国だから、日中はハマムでゆっくりと汗を流すのが健康によいのだろう。

子宝に恵まれるという「願いの木」

子宝に恵まれるという「願いの木」

翌日、ブハラから12km離れたバハウッディンを訪れた。ガイドブックによると、中央アジアの人々にとっては、メッカに次ぐ聖地で、多くの信者が訪れる場所であるらしい。ここには女性用のモスクがあるらしい。これはイスラム圏ではとても珍しいことで、女性信者や家族連れが多く見られた。中央には池があって、アヒルが泳いでいるし、木陰では人々がお弁当を食べたりしている。厳かな聖地という雰囲気ではなく、とても長閑な感じ。
ここに子宝を祈願する「願いの木」という木があった。4人も子どもが居るゆうさんは触れもしなかったが、僕は一応触っておいた。幹の下をくぐるとより御利益があるらしいが、そこまではやらなかった。(女性向け)

帰ってきて、カラーンミナレットに行った。女の子との約束を守ったのだ。僕たちがミナレット付近をブラブラしていると、すぐに僕たちを見つけて、彼女が駆けつけてきた。この辺りはさすがだ。すぐに彼女の自宅へ連れて行かれた。昼食にはラグマン(トマト味のうどん?またかよ)が出てきた。この女の子、まだ小学生なのに僕たちよりよく食べる。まあ、僕たちは暑さに参っていて、食欲なんて全然なかったのだけど。食事が終わると、いろいろと彼女のお話が始まった。ほんとよくしゃべる。結局、少しだけ彼女の売る土産を買ってあげた。色あせた絵はがきと木製の本立て(本を読むときに使う)を買った。彼女は大量に買ってくれると予想していたみたいだが、期待を裏切ってしまった。とにかく、いい思い出かな?

翌日、寝台列車に乗って、サマルカンドへ向かった。通常、サマルカンドへはバスかタクシーで行くのが常套手段。だって、タクシーの方が安くて早い。しかも、寝台列車は一日一本で、サマルカンドへは深夜12時頃に到着する。それでも、どうしても列車に乗ってみたかった。旅情を感じる旅は、車よりも列車なのだ!
しかし、思わぬハプニングが起こってきた。列車に乗り込むなり、相棒のゆうさんがベッドにぐったりと倒れてしまったのだった。