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ウズウズするぜUZBEKISTAN02 -ウズベキスタン旅行記-

2.古都ヒヴァ

僕たちは荷物を置いてすぐ、ホテルを後にして、ヒヴァのメインストリートに歩いていった。ヒヴァはとても小さな街でメインストリートといっても東西300mほどの長さである。
古代からシルクロードのオアシスとして栄えていた街ヒヴァは、16世紀に首都となり、政治経済の中心となった。外的の進入を防ぐ目的で強固な2重の城壁が築かれた。その内側の城壁がイチャンカラと言われるもので、イチャンカラ内の街全体が博物館として世界遺産に指定されている。だから、イチャンカラ内は近代的な建物は全くないし、300~400年前の街並みがそのまま残っているのだ。

 クフナアルクからの眺め

クフナアルクからの眺め

石畳のメインストリートを西へ歩いていくと、ブルーのタイルで覆われた大きな円筒形の建物が見える。カルタミナレットという未完成の塔である。本来は100mの塔を建設する予定であったらしいが、途中で中断したままになっていて、高さは26mだが、基礎部分は太い。ヒヴァのシンボルともいうべきこの塔は、ブルーのタイルが美しくとても絵になる。当然、このミナレットを入れた写真を何枚も撮った。
西門近くのカフェでお茶をしながら、異国情緒溢れる街並みに浸る。ただ、店のBGMがイスラム最新ポップスで、音が大きくて妙に騒がしい。
クフナアルク宮殿からはイチャンカラの城壁をよく見ることができる。高さは10mほどだが、その厚さに驚く。軽易な攻撃ではビクともしないほどの分厚い壁。それはこれまでの侵略・戦争の歴史がどれほど激しいものであったのかを想像させる。

ウズベキスタンは一日の寒暖差の激しい国である。はっきり言って、一日中屋外でブラブラすると異常なまでに体力を消耗してしまう。行動は朝と夕方だけにして、日中はホテルで昼寝というのが、賢明な行動パターンである。僕たちもそれに漏れず、ホテル近くのレストランで昼食を取ると、ホテルでシャワーを浴びて昼寝した。

狭くて暗くて急な階段

狭くて暗くて急な階段

4時ごろになって、メインストリート沿いにあるジュマモスクに行った。このモスクは多柱式建築のモスクで、細かい彫刻が施された柱が200本以上あり、独特な厳かな雰囲気を醸し出していた。このモスクには高さ42mというヒヴァで2番目の高さを誇る塔が併設されている。僕はこの塔に登って、サンセットのヒヴァの街を見てみたいと思った。塔の螺旋階段は明かりもなく、人が1人通れる狭い幅。しかも強烈な急傾斜だ。かなりキツイ。
なんとか登り切ると、目の前には素晴らしい世界が広がっていた。イチャンカラで囲まれた美しい街が360度広がっている。土色の建物は夕日に照らされ、オレンジ色に映っている。ブルーのカタルミナレットも夕日とのコントラストで、何とも言えない輝きを発していた。そして、イチャンカラの城壁の向こう側には緑色の地平線が見える。僕は興奮していた。日本の近代的な街並みとは懸け離れた世界がそこにあった。

ジュマミナレットからの眺め

ジュマミナレットからの眺め

翌朝、ホテルの目の前にあるフッジャ・ミナレットに登ることにした。今度は朝日の街を望むためである。暗くて、狭くて、急傾斜な階段を登り切ると、昨日のジュマミナレットよりも高い目線で街を一望することが出来た。夕日もステキだったが、朝日もステキだ。

こうして僕たちはヒヴァを満喫し、次なる目的地ブハラを目指した。