14.DEAD SEA
翌日はエルサレムの観光局による市街ツアーに参加し、街の有名な場所を見てまわった。嘆きの壁(ユダヤ教の聖地)、清墳墓教会(キリストが処刑されたゴルゴダの丘の上に建っていると言われている)、ビアドロローサ(キリストが十字架を持って歩いた道)etc・・どれをとっても歴史的に悲しい場所ばかり。しかし、日本人の僕には知らないことが多く、ガイドの説明を聞いても、あまり理解できなかったが・・

死海で浮遊体験
冬なので、少し肌寒かったが、「浮遊体験」にチャレンジするために死海に入ってみることにした。中学校の教科書で見たようなに、新聞を読みながら浮いていられるのか? 服を脱いで、パンツ一枚で水の中へ。足の裏はヌルッとした岩で痛い。とりあえず、腰をかがめて、浮いてみることにした。
「えっ!」
ほんとにびっくりして、笑ってしまう。体が下から持ち上げられているかのように浮く。普通、水面で体が浮くとしたら、「首から上」ぐらい。でも死海は違う。体全身が、体の大部分が水面上に出てしまう。だから泳げない。泳ごうと体を動かしても、浮いてしまってなかなか前に進まない。本当に経験したことのない不思議な体験だった。この死海、しばらくの間浸かっていると、肌がすべすべになり、美容にも大変いいらしい。しかし、20分以上浸かっていると、塩素で肌がやられるらしい。

マサダ要塞

マサダ要塞からの眺め
イスラエルを旅して思ったのは、「ユダヤ人=不幸」ということだった。このことを思い、僕はどうしてもエルサレムで訪れてみたい場所があった。
それはオスカー・シンドラーの墓だった。