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グレートだぜZIMBABWE 01-ジンバブエ旅行記-

GREATだぜZIMBABWE

1.旅立ち

ヴィクトリアフォールズに行く。それは唐突な思いつきでしかなかった。当初は全く考えもしていなかった。今年の旅行はどこへ行こう。候補はいくつかあった。アンコールワット、チベット、キリマンジャロなどだ。当初、その中にはヴィクトリアフォールズはなかった。ヴィクトリアフォールはもっと遠い存在だった。だいたいヴィクトリアフォールズが、どの国にあるかなんて知らなかった。
ヴィクトリアフォールズ、世界三大瀑布の一つ。ちまたではナイアガラフォールズが有名であるが、その規模と迫力ではこちらの方が上だろう。幅1700m、高さ108mも ある地球の裂け目。そこへザンベジ川が流れ込む。1855年、冒険家リビングストンが発見し、西洋社会が知ることとなった。
先日、Maruからは「ケニアに行かないか」という誘いがあったが、しかし、ケニア行きの飛行機は乗り継ぎが悪く、日程もあわずに断った。

だいたいMaruとなんて・・あいつと俺じゃ違いすぎる。しかし、Maruのケニア行きの誘いが僕のプランを変えた。アフリカ・ヴィクトリアフォールズ!急にひらめいた。調べてみると、ヴィクトリアフォールズはジンバブエにあるらしい。どうする。単独で行くか。やつを誘うか。
「一人旅・バックパック」それが僕の旅行のスタイルだった。複数で行けばそのスタイルは崩れる。僕が一人旅にこだわるのは自由だからだ。一人なら友達もすぐにできる。自分のペースで自由に動ける。さびしいことや危険なこともあるかもしれない。それでも、今までずっとそうやってきた。
しかし、職場の元上司に去年「今度、海外旅行に行く時は、連れて行ってくれ」と言われていた。彼はまだ海外旅行に行ったことがない、連れて行ってやりたい。

ゆうさん(左)とMaru(右)

ゆうさん(左)とMaru(右)

Maru。やつとは高校時代から一緒だ。たまたま大学もサークルも一緒だった。いい加減で気が小さい。そんな彼の性格は僕とは正反対だ。あんなやつと上手くやっていけるのか・・
「ジンバブエに行かないか?」結局、誘ったのは僕の方だった。
海外旅行初体験の元上司を連れていく上で、旅慣れたMaruの力は少しでも役に立つだろう。そう思った。
というわけで、メンバーが決まった。

  • 僕・・26歳、なんちゃってフォトグラファー(ほんとうは、大学職員)、ツアーリーダー
  • Maru・・26歳、自称ダンサー(ほんとうは、企業戦士)
  • ゆうさん・・49歳、課長、初めての海外旅行


留学生のカリストさん

留学生のカリストさん

このメンバーに、僕が勤務する大学にジンバブエから来ている留学生カリストさんが、母国に帰郷するので加わった。
Maruの都合で旅行期間はわずか9日間。僕はチケットの手配をし、ガイドブックを買って、計画を立てた。かなりハードなスケジュールだ。

 1999年8月19日6:00PM

我々を乗せたキャセイパシフィック機は一路、香港へと出発した。
それぞれが自分自身を取り戻すための旅だった。アフリカへ。