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新婚旅行はPATAGONIA09 -パタゴニア旅行記-

FizRoy 2

急な傾斜

急な傾斜


エルチャルテンの街に戻り、ホテルでシャワーを浴びてから、近くのレストランへ。
注文したのはアサードと呼ばれるステーキ。炭火で焼かれたその分厚い肉は辞書ぐらいの厚さがある。でも全然硬くなくて、肉汁もたっぷり、とても美味い!やっぱり牛肉の国だなぁ~「チリに続き、アルゼンチンも最高!」

翌朝、夜もまだ完全に明け切らない早い時間帯に出発した。もちろん、目指すのは昨日途中で引き返したフィッツロイの直下にある美しい湖「ロス・トーレス」
ただ、昨日から発症した僕の花粉症はドンドンひどくなるばかり。頭も痛いし、鼻水は止まらない。汚いけどタオルハンカチで鼻をかむ。それに、昨日の疲れから、足が筋肉痛になっていた。特に嫁は体力的にかなり参っているみたい。それでも登るしかない。何度も休憩を取り、給水しながら湖を目指す。

そして、ようやく昨日来たキャンプ場まで来た。ここからは高低差300mほどの急な登りが続く。この山を登りきった向こう側にロス・トーレスがあるのだろう。

ようやく到着。フィッツロイが目の前に!

ようやく到着。フィッツロイが目の前に!


この傾斜をジグザグに登っていく。僕はもうすぐだという興奮からペースを速めてしまったが、嫁はバテバテ。すぐに彼女に併せてゆっくりと進んだ。外国人の人たちでもなかなか容易には登っていけない急な傾斜。荷物をもってやり、最後の力を振り絞るように声をかけた。
1時間ぐらいかかって、ようやく急な傾斜を登りきった。見上げれば目の前にはフィッツロイすぐそこに見える。かなり近い。そして、すぐ目の前には美しい湖ロス・トーレスが広がっている!やっと到着した。間近でみると、フィッツロイの岩肌はとても鋭そうで、如何にも氷河に削り取られたという感じ。どっしりとした氷河も堆積している。それにしても美しい山だと思った。世界百名山の1つ、フィッツロイ。

フィッツロイ

世界百名山「フィッツロイ」


ここでゆっくりしていたいと思ったが、帰りのバスがあるので、カロリーメイトを食べて、急いで降りることに。しかし、このあと思いがけないアクシデントが僕たちを襲うだろうとは夢にも思わなかった。

帰りは単純に来た道を戻るだけ。簡単なはず。
でも、エルチャルテン17:00発のバスで帰るには、かなりのスピードで降りなければならなかった。それが焦りを生んだのかどうかわからないが、急な傾斜を降りてきたところで道に迷ってしまった。幸い、ちゃんとした地図を持っていたので、等高線を読みながら、リターンすることができたけど、約30分のタイムロスを生じてしまった。

そのことががまた僕の足を速めてしまった。飛んでいくようなスピード。それでも嫁さんも難なくついて来る。女性で僕のスピードについてこれる人はなかなかいないはず「さすが!」と思っていた矢先、後ろで「キャー」という叫び声がした。振り返ると、嫁さんが地面にばったり倒れている。すぐに抱き起こすと、涙をポタポタと流し、鼻を押さえいる。鼻からは血が流れている。ただ、他に痛いところは無いようで、顔面から地面に突っ込んだようだった。鼻が折れたかもしれないと思ったが、この場ではどうしようもない。仰向けに寝かせて、近くの川でタオルを濡らし、顔に当ててやった。かなり痛そうだったが、骨は折れていない様子。鼻血は止まらなかった。ただ、嫁さんはこのアクシデントにショックだったらしく、しばらくボッーとしていた。(普通、コケる前に手をつくだろう?)

しばらく休憩して、落ち着いてから再出発。今度は嫁さんに気を使いながら慎重に且つスピーディに下山した。
2時間ぐらい歩いて、エルチャルテンのホテルに到着した。これでも結構ギリギリ、バスが出発する40分ぐらい前だった。
売店でサンドイッチとジュースを買って一服し、無事に下山できたことを喜んだ。ホントに一時はどうなることかと思った。

カラファテ行きのバスに乗り込む。また舗装されていない道を砂煙を上げながら走る。行きは、最悪な乗り心地と息も出来ないほどの砂煙に参ったが、そんなことは気にならず、爆睡してしまい、いつの間にはカラファテに着いていた。