Paine 2

グアナゴ
初めて見るグアナゴの姿に興奮して写真を撮り続けてが、もう少し走ると、グアナゴの大きな群れに遭遇した。30頭以上はいる。「野生の王国にお邪魔しまして、すいません 」という気持ちだったけど、しっかり写真は撮った。

虹がかかるサルトグランデ
お腹も空いてきたお昼過ぎ、ペオエ湖の畔にあるキャンプサイトでランチを取ることになった。前日にプエルトナタレスのスーパーで買ってきたパンとチーズ、バナナという簡素な食事を取る。でも、本当に雄大な景色を前にしてのランチは最高の贅沢だ。ペオエ湖の湖は青く透きとおり、スカイブルーの空には大皿のような巻雲が浮かんでいる。そして、湖の向こうにパイネの山々が神々しい姿を現していた。
食事を終えてから、キャンプサイトの20mほどの丘に登ってみた。視界に人影は全くなかった。そこが僕にとっての「生涯忘れられない光景」じゃないかと思った。たぶん自分が年老いたときに思い出す光景じゃないかと。風は強く、パタゴニア以外のどこでもない気候。黄色い花が一面に咲き乱れ、エメラルドブルーの湖、その向こうにパイネグランデの山々。言葉では語り尽くせない感動の時間だった。ほんとに来て良かった。それも新婚旅行で来て良かったと思った。この喜びを共有できることを幸せだと思った。

パイネグランデとペオエ湖