NEPAL TREK 11 -ネパール旅行記1998-
目が覚めると、時計の針は朝の10時を過ぎていた。充分すぎる睡眠だった。お陰で、まだ微熱はあるようだが、昨日に比べると、かなり体は楽になっていた。まだ本調子じゃないが、何とか動けると確信した。カトマンドゥを散策するに当たり…
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目が覚めると、時計の針は朝の10時を過ぎていた。充分すぎる睡眠だった。お陰で、まだ微熱はあるようだが、昨日に比べると、かなり体は楽になっていた。まだ本調子じゃないが、何とか動けると確信した。カトマンドゥを散策するに当たり…
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Thank you! 意識を失っていたのは数十秒の間だっただろうか? 気が付くと僕の座席の周りに座っていた人たちが僕を取り取り囲むように眺めている。前の座席の人も、椅子の上から僕を覗き込んでいる。 「大丈夫か? 大丈夫か…
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Help me ジョムソンからポカラ行きの飛行機を待っていた僕たちは思ってもみない言葉を聞くことになった。 「飛行機が故障したので、今日は飛ばない。」 「なんじゃそりゃ!?」 天候不良で、よく飛行機が欠航するというのは聞…
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Near the God マルファを出発し、2時間ほど歩くとジョムソンに到着した。この街道で唯一の飛行場のあるジョムソンはさすがに宿屋や店屋も多く、町の規模が大きかった。久しぶりに見た村という感じだった。帰路はこの空港か…
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Cross the River タトパニからガーサへの足取りは非常に快調だった。距離的にも長く、ずっと緩やかなのぼりの続くコースだったが、体も徐々になれてきて、ペースが速くなっていく。昨日の温泉でリフレッシュできたからか…
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Spring of Life ゴレパニからタトパニまでの道程はそのほとんどが下り道であった。2853mのゴレパニから1189mのタトパニまでの標高差は、実に1664mもあるのだ。そのため、今日はきっと楽な行程になるだろう…
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<h4>Sunrise</h4> 深夜4時、僕とクルはプーンヒルで日の出を迎えるために頂上を目指し出発した。まだ、辺りは真っ暗で、気温も低い。持ってきていたウィンドブレーカーをはおり、ライトで道中…
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Hard Place ティケドゥンガを目指し、僕は歩き始めた。比較的大きな渓流沿いに緩やかな登りが続く。ガイドのクルの荷物は僕の荷物に比べると軽く、僕にとっては楽勝に思えた。それに比べ、重い荷物を背負ったクルは辛そうだっ…
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Departure 翌朝、僕はカトマンドゥを発ち、ポカラへと向かった。相棒はガイドのクル。昨日旅行会社で紹介された21歳の若者だ。日本語は話せないが、英語は流暢に話す。マナスルの麓、ゴルカ出身の熱心な仏教徒。アンナプルナ…
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Prayer タメルに戻ってくるともう夕方だった。町の中を歩いていると、いろんな旅行社が声をかけてくる。トレッキングの情報収集のため何社かを覗いてみた。値段や日数、内容などをある程度聞いたが、「どうせポカラに行ってから選…
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Kathomandu 関西空港からネパールまでは、バンコク経由で約13時間の道程だった。空港を出ると、ホテルやタクシーの客引きが大勢待っていた。東南アジア国々でもよく目にするこの光景はネパールでも変わらないようだ。僕はタ…
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Prologue 1998年夏、とても暑い日が続いていた。大阪の夏は日本でも一番熱いと言われている。その灼熱の暑さ中で僕はランニングをしていた。それも結構な上り坂が続くコースを。理由は二つ、日頃の体力不足を少しでも解消す…
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Buenos Aires 2 ブエノスアイレス初日の夕食は、日本食にした。コンシェルジュのジョンにお店を紹介してほしいと頼んだら、時間が早すぎることと日本食を食べようとしていることに大いに驚かれた。アルゼンチンの夕食時間…
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Buenos Aires1 「南米のパリ」と称されるブエノスアイレス。そう言われるだけのことはあり、「ここはヨーロッパ?」と錯覚してしまうほどオシャレな、いや、ヨーロッパ以上にヨーロッパの香り漂う美しい街「ブエノスアイレ…
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11.世界の果て 楽しかったカラファテの町からバスでリオガジェゴスの空港へ行き、そこから小型の飛行機に乗って、次なる目的地「ウシュアイア」へ向かった。 ウシュアイアは南緯54度48分西経68度18分に位置するビーグル水道…
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10.Go! Go! Glacier Cruising 翌日、船で氷河クルージングする。昨日、フィッツロイを下山している最中に顔面からコケて、地面に鼻を強く打った嫁さんは、鼻に冷えピタシートを張り付けている。どうやら、骨…
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FizRoy 2 エルチャルテンの街に戻り、ホテルでシャワーを浴びてから、近くのレストランへ。 注文したのはアサードと呼ばれるステーキ。炭火で焼かれたその分厚い肉は辞書ぐらいの厚さがある。でも全然硬くなくて、肉汁もたっぷ…
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FizRoy 1 僕がフィッツロイを最初に見たのも、ナショナルジオグラフィークの写真だった。紺碧の空にそそり立つ絶壁。それはこれまで見たことのない強烈な印象を与える山だった。高さは3405mと決して高くはないが、パタゴニ…
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Perito Moreno 翌朝、観光バスに乗って、ペリトモレノ氷河に向かった。ウォーキングツアーといっても、国立公園内の遊歩道を歩く程度のものだから、ファミリーや年輩の人も多い。 このウォーキングツアーの他に、氷河トレ…
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怒濤のロスグラシアス3連発 感動の「パイネ」から戻ってきた。1600km²の広大な国立公園をたった1日のバスツアーで満喫できるわけもなかったが、かなり欲張りなツアーのため疲れ果てた。 こんな時には「肉だよ!肉!にく!」 …
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